フリーランス生活を快適に続けるためのポイント
フリーランス生活を長く続けるためには、いくつかのコツを押さえておくことが肝心です。コワーキングスペースの活用では初期費用削減や新たなコミュニティづくりに期待でき、クラウド会計ソフトの活用では経理関係の処理がぐっとスムーズにできるようになります。これらの方法を、詳しく紹介しています。
コワーキングスペースはメリットがたくさんある
働き方の多様化が進む今、コワーキングスペースというワードをよく耳にするようになってきました。コワーキングを英語で表記すると「Coworking」となり、頭にある「Co」は「共同」という意味を持ちます。コワーキングスペースとは、スペースを共有しながら仕事をする場所のことです。このコワーキングスペースを利用する人の顔ぶれは、業種や職種などがさまざまです。月額プランで契約し、毎日コワーキングスペースに通って仕事をするケースも珍しくありません。業種や職種が違っても毎日顔を合わせるメンバーと知り合うことで、新たなコミュニティが誕生します。同職・同業間での話はもちろん大切ですが、異業種・異業界の人とのコミュニケーションにも意義があります。フリーランスに必要な人脈は、思わぬところで広がるものです。
作業用のデスクや椅子、Wi-Fi環境など、仕事に必要なものがおおよそ整備されていることもコワーキングスペースを利用するメリットです。ほかのメンバーがいることで集中しづらいなどの理由がなければ、ゼロからオフィスを整備せずに済むコワーキングスペースの利用はおすすめです。初期投資も抑えやすいでしょう。コワーキングスペースによってはフリードリングなどが用意されていることもあり、適宜休憩を挟みながら仕事に臨めます。
経理関係の処理は専門ツールを活用する
フリーランスになると、仕事を自分で獲得していくだけでなく経理関係の業務も自分自身で行わなくてはいけません。本来の業務にしっかり時間を掛けるためにも、経理業務は効率的に済ませる必要があります。確定申告も、フリーランスでは避けて通れない処理です。まず、日々の経理業務は溜め込まないことが大切です。おすすめなのが、クラウド会計ソフトを活用することです。勘定科目に沿って金額を入力していくだけなので、慣れたらストレスフリーに経理関係の処理を進められるようになります。この入力作業は月ごとに処理していくことがポイントです。
確定申告も、クラウド会計ソフトがあればスムーズにできます。確定申告の時期は一年ごとにやってくるので、ここで一年間の収入・支出などをまとめて計上するとなるとクラウド会計ソフトを活用してもかなりの時間を要してしまいます。そのため、計上を溜め込まずにこまめに済ませておくことは欠かせません。
自分なりのルーティンを決める
フリーランスになると、会社で働いていた頃のように出勤時間・退勤時間というものが存在しません。自分が働きやすいペースで仕事ができるのはフリーランスの大きなメリットです。しかし、作業効率を意識しなければ、フリーランスのメリットは活かせなくなります。集中できる環境を自分で整えることや、業務効率化のためにどんなことをやるべきかをしっかり考えておくことが大切です。
業務効率化に役立つのが、仕事をするうえでのルーティンを決めておくことだといわれます。PCの電源を入れる前の行動や、電源を入れてから作業に移るまでの行動など、毎日のルーティンを決めるのです。
このほかに、メールのレスポンスは早めに行う癖をつけておくことも大切なルーティンです。極端に安価な案件を簡単に引き受けない癖をつけるのも重要です。単価も案件も納得できるものを引き受けることが、良い仕事をしてクライアントとの信頼関係を築くためのコツです。良い流れを確立していけるように、自分なりのルーティンを決めましょう。
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